物忘れ・認知症イメージさっき言ったことをすぐに忘れたり、時間をよく間違えたり、いつも行っている場所が分からなくなったりする症状がみられるのが認知症です。
2025年には65歳以上の5人に1人は認知症となる可能性があるという予測もあります。
認知症が進むと本人の健康にも影響しますし、日常生活に支障をきたしてくるとそれを支える家族の生活も大きく変わる場合もあります。認知症が疑われる症状がみられる場合や心配な場合には、一度当院外来をご受診ください。
当院では以下のような検査が受けられます。

認知機能検査

認知症かどうかは、症状の経過と日常生活に困難が生じる状態かどうかが重要です。
さまざまな質問をして状態を評価します。

採血検査

認知症が疑われる症状の中には、代謝やビタミン欠乏などの病気が原因となることもあり、そうした場合には薬剤投与などをするだけで改善へと向かうこともあります。

頭部MRI検査(VSRAD)

認知症の中で、最も多いのがいわゆる「アルツハイマー型認知症」です。
このアルツハイマー型認知症を早期から画像検査で発見できるのが、「早期アルツハイマー型認知症診断支援システム」とも呼ばれる、「VSRAD(ブイエスラド)」というMRI検査です。
またアルツハイマー型認知症以外にも、手術をすることで認知症が改善できる病気(慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症など)もあり、これらもMRI検査で発見することができます。

当院ではこの認知症診断専用のMRI検査を常時行うことができます。

認知症の前段階といわれる軽度認知障害(MCI)と診断された場合、年間約15%は認知症に進むといわれていますが、逆に年間15〜40%は正常に戻るともいわれています。

早期に診断し、適切な対応や治療を行うことで進行を遅らせ、発症を予防できる可能性があります。症状が進行する前に早めの検査・診断をすることも重要です。
また、家族が認知症と診断されるなどして、ご自身が将来認知症になる可能性があるかどうか心配な場合、アルツハイマー型認知症の発症と関係が深いとされる危険因子の遺伝子診断も当院で可能です。

ApoE遺伝子診断(採血):20,000円
※保険適用外