理念
サンテ溝上病院は、
職員と地域が幸せであるために
「ほこれる医療」を提供します。
「ほこれる医療」とは、
患者さんの幸せのために
精一杯尽くした時に生まれるものです。
院長挨拶
佐賀市の十軒堀川畔で昭和13年から地域医療を担ってきた「副島病院」は、新たな時代に向けて名称を変更、「サンテ溝上病院」として新たなスタートを切りました。サンテはフランス語の「santé(健康)」に由来します。
その新たな時代とは、「3人に1人が高齢者」という時代です(※1)。
この時代の病院の使命は、「健康に老いる」お手伝い、すなわち「地域の皆さまの豊かな時間を守ること」と捉えての新スタートとなりました。
私がこれまで専門にしてきた脳卒中は、「健康に老いる」の大きな妨げとなるものです。
血管が詰まって起きる脳梗塞、血管が破れて起きる脳内出血、くも膜下出血、いずれも脳卒中と呼ばれますが、東京、福岡、佐賀の救急病院で多くの脳卒中と闘ってきました。
脳卒中は、ある日突然、患者とその周りの人々の人生を奪います。
後遺症が残ると長い療養生活が必要となり、同時に医療費も高額となります。
脳卒中は「介護が必要となった主な原因」の男性第1位、女性第2位という現状です(※2)。
2019年12月には循環器病対策基本法が施行され、国をあげた取り組みも本格的に始まりました。
さらに地域で協力し、なんとかしないといけない病気です。
【予防】脳卒中にならないためには、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症)や不整脈の管理が必要です。
【急性期】脳卒中になってしまった直後は、迅速な救急対応に加え、カテーテル、手術、薬物での治療が必要です。
【回復期】脳卒中からの回復期には、徹底的なリハビリテーションが必要です。
【生活期】脳卒中後の生活は、患者を地域で支える仕組みが必要です。
「サンテ溝上病院」は、脳卒中医療を軸に、地域の皆さまが「健康に老いる」お手伝いとなる医療を提供します。
もちろんそのような医療は、脳卒中以外の病気にも有効です。
脳に関係の深い認知症、高齢者に増える心不全、骨が弱くなることで起こる骨粗粗鬆症や骨折(圧迫骨折、大腿部頸部骨折)など、病院全体を上げて取り組んでまいります。
2021年春、志を同じくする新たな仲間が集まってくれました。
脳卒中に関しては、専門医3名で最新の医療を提供します。また、脳卒中に関係の深い不整脈や心不全など循環器病の専門医との連携も重視し、循環器内科を含むブレインハートチームで、きめ細かな医療を行います。
血管外科では、下肢静脈瘤などの血管病に専門医が対応します。
整形外科では、日常生活の妨げとなる骨の病気に専門医が対応します。
外科では、カメラや手術を通して、胃・大腸・肛門の病気に専門医が対応します。
すべての医療に共通するリハビリテーションは、外光を取り入れた開放的な「リハビリテーションセンター」を建物1階に新設し、さらに、専門スタッフを充実させた「回復期リハビリテーション病棟」を4階に開設しました。
十軒堀川を渡った呉服元町側には「サンテ溝上病院 通所リハビリテーション」があります。
2014年の開設以来、介護保険のリハビリテーションをこちらでお手伝いしていますが、これを継続。脳卒中の【急性期】【回復期】の後、【生活期】において、ご利用いただける施設でもあります。
医療で一番大事な「予防」に関しては、健診センターを軸に、健診、人間ドックをはじめとした、食事や運動、笑顔など、「健康(サンテ)」であることの基本要素への取り組みを行ってまいります。
従来通り「かかりつけ病院」としてご利用いただければ幸いです。
「サンテ溝上病院」は、地域の皆さまの豊かな時間を守り、「佐賀で年をとることができてよかった」と思えるように、スタッフ一丸となって頑張りたいと思います。
ぜひよろしくお願いいたします!
- 1 【内閣府2020年発表「令和2年版高齢社会白書」より】日本の人口に占める65歳以上の割合は2019年10月1日現在28.4%に達しており、今後、2025年30.0%、2040年35.3%となる見込み。
- 2 【内閣府2020年発表「令和2年版高齢社会白書」より】65歳以上の要介護者等の性別にみた介護が必要となった原因は、男性第1位が脳血管疾患(脳卒中)、女性第1位が認知症。
行動指針
病院概要
- 施設名称
- 医療法人 同愛会 サンテ溝上病院
- 開設者
- 理事長 溝上 泰一朗
- 管理者
- 院長 溝上 泰一朗
- 所在地
- 〒840-0811 佐賀県佐賀市大財1-6-60
- 電話番号
- TEL:0952-24-5251
FAX:0952-24-5261 - 診療科目
- 脳神経外科/脳血管内科・脳神経内科/血管外科(外科)/内科(一般)/循環器内科/消化器内科/整形外科/リハビリテーション科
- 病床数
- 総病床数 75床(一般病床25床、回復期リハビリ病床50床)
手術実績
手術実績病院施設認定
医療機関の指定
- 保健医療機関
- 救急指定医療機関
- 労災指定医療機関
- 生活保護法指定医療機関
- 原爆被爆者一般疾病医療機関
- 難病指定医療機関
- 指定自立支援医療機関(精神通院医療)
- 結核指定医療機関
- 大腸・胃精密検査登録医療機関
- 肝疾患検診登録1次医療機関
施設基準等に係る届出
- 機能強化加算
- 一般病棟入院基本料【区分:急性期一般入院料1】
- 救急医療管理加算
- 超急性期脳卒中加算
- 診療録管理体制加算2
- 医師事務作業補助体制加算1
- 急性期看護補助体制加算
看護補助体制充実加算2 - 療養環境加算
- 医療安全対策加算2
医療安全対策地域連携加算2 - 感染対策向上加算3
連携強化加算
サーベイランス強化加算 - 後発医薬品使用体制加算1
- バイオ後続品使用体制加算
- 病棟薬剤業務実施加算1
- データ提出加算
- 入退院支援加算
- 地域包括ケア入院医療管理料2
- せん妄ハイリスク患者ケア加算
- 回復期リハビリテーション病棟入院料1
- 看護職員処遇改善評価料【31】
- 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)1・2
- 入院ベースアップ評価料【39】
- 医療DX推進体制整備加算
- 院内トリアージ実施料
- 薬剤管理指導料
- 検査・画像情報提供加算及び電子的診療情報評価料
- 別添1「第14の2」の1の(3)に規定する在宅療養支援病院
- 在宅時医学総合管理料及び施設入居時等医学総合管理料
- 検体検査管理加算(I)
- 検体検査管理加算(II)
- 神経学的検査
- CT撮影及びMRI撮影
- 心大血管疾患リハビリテーション料(I)
- 脳血管疾患等リハビリテーション料(I)
- 運動器リハビリテーション料(I)
- 脊髄刺激装置植込術及び脊髄刺激装置交換術
- ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術
- 医科点数表第2章第10部手術の通則の16に掲げる手術【胃瘻造設術】
- 胃瘻造設時嚥下機能評価加算
- 入院時食事療養(I)
- 酸素単価
機能強化加算について
当院では下記の取り組みを行っております。
- ほかの医療機関の受診状況およびお薬の処方内容を把握した上で服薬管理を行います。
- 健康診断の結果に関する相談等、健康管理に関するご相談に応じます。
- 必要に応じ、専門の医師・医療機関をご紹介します。
- 介護・保健・福祉サービスに関するご相談に応じます。
- 夜間・休日等の緊急時の対応方法について情報提供いたします。
厚生労働省大臣が定める掲示事項
当院は厚生労働大臣の定める基準に基づいて診療を行っている保険医療機関です。
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入院基本料について
- 3階病棟(急性期一般入院料1、地域包括ケア入院医療管理料2、回復期リハビリテーション1)
- 4階病棟(回復期リハビリテーション1)
回復期リハビリテーション病棟入院料急性期一般入院基本料地域包括ケア医療管理料 -
入院診療計画、院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策及び栄養管理体制について
当院では、入院の際に医師を初めとする関係職員が共同して、患者さんに関する診療計画を策定し、7日以内に文書によりお渡ししております。また、厚生労働大臣が定める院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策及び栄養管理体制の基準を満たしております。 -
明細書発行体制について
明細書の発行について
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当院は九州厚生局長に下記の届出を行っております。
食事療養費当院について
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保険外負担に関する事項について
保険外負担項目180日を超える入院に係る選定療養費について診断書・証明書及び保険外負担に係る費用(準備中)
初診・再診に係る費用の徴収(準備中) -
患者相談窓口について
患者相談窓口
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栄養サポートチームによる診療について
当院では、栄養状態の悪い患者さんに対して、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士など、さまざまな職種のメンバーにより、適切な栄養管理を行い、全身状態の改善に取り組んでいます。 -
院内トリアージ実施料について
当院では、救急で受診される患者さんに対し院内トリアージを行っています。そのため、患者さんの症状に従って、病気の緊急度を決定し、診療の優先順位付けを行います。
来院順に診療する体制と異なり、緊急度の高い患者さんを優先的に診療することがあり、場合によっては後から来院した患者さんを先に診療することがあります。
ご理解ご協力をお願いいたします。 -
一般名、バイオ後発、後発医薬品(ジェネリック医薬品)について
一般名、バイオ後発品についてジェネリック使用について
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厚生労働省が定める手術に関する施設基準に係る実績について(令和5年1月~12月)
手術実績 -
その他
- 当院では、安全な医療を提供するために、医療安全管理者等が医療安全管理委員会と連携し、より実効性のある医療安全対策の実施や職員研修を計画的に実施しています。
- 当院では、感染制御のチームを設置し、院内感染状況の把握、抗菌薬の適正使用、職員の感染防止等を行い、院内感染対策を目的とした職員の研修を行っています。
- 当院は、個人の権利・利益を保護するために、個人情報を適切に管理することを社会的責任と考えます。個人情報保護に関する方針を定め、職員及び関係者に周知徹底を図り、これまで以上に個人情報保護に努めます。
- 当院では、患者さんが安心・納得して退院し、早期に住み慣れた地域で療養や生活を継続できるように、施設間の連携を推進し退院のご支援を実施しております。
- 当院では、医療従事者の負担の軽減及び処遇の改善に関する取組として下記の事に取り組んでおります。
→医師と医療関係職種における役割分担に対する取組み、医療関係職種と事務職員等における役割分担に対する取組み、医師の負担軽減に対する取組み、看護職員の負担軽減に関する取組み - 当院では屋内外を問わず、「病院敷地内全面禁煙」となっておりますのでご理解とご協力をお願いいたします。