担当医師
血管外科(外科)について
血管外科という診療科はあまり馴染みのない診療科と思います。
医療の発達や、複雑化する治療法で医療も細分化が進んでおり、血管外科は主に、腹部以下の血管、四肢の血管の診察・治療に当たります。(心臓の冠動脈や胸部の血管は心臓外科が対応します)
対象疾患は、腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤などです。
当院では下肢静脈瘤専門の病院として、心臓血管外科専門医が診断・治療に当たります。
もちろん動脈疾患も適切に診断を行い、手術等の治療が必要な方は佐賀県医療センター好生館や佐賀大学医学部附属病院などと連携し、対応させていただきます。
気になる症状について
下肢静脈瘤について
- 下肢の血管がぼこぼことなっているけど、大丈夫?
- 最近足のむくみが気になります…
それは下肢静脈瘤かもしれません。
下肢静脈瘤は日本人全体で40%、50歳以上で60%の方にあると言われている一般的な病気です。
直接命に関わる疾患ではありませんが、根本的に治そうとすると手術が必要になります。
今までは下肢の静脈瘤を自覚していていても、どこの病院に行っていいか分からない方も多かったと思います。
まずは血管外科医の診察を受けてみませんか?相談だけでも構いません。
当院は血管外科専門の医師が勤務しており、下肢静脈瘤の血管内焼灼術(レーザー治療)の実施基準を満たした病院です。
治療される方も安心して治療を受けて頂けます。
閉塞性動脈硬化症について
最近、歩くと疲れやすくなった事や、友人と旅行にいっても自分だけ歩けずに楽しめなかったなど感じたことはありませんか?
年齢のせいで足腰弱ったなぁ…とあきらめていませんか?
歩ける距離が短くなった原因として、動脈閉塞による血流障害の可能性があります。
治療で以前のように歩けるようになる可能性があります。
閉塞性動脈硬化症は病状により、内服治療、血管内治療、手術治療など多岐にわたります。
当院で対応可能な状況であれば、当院で治療を行い、手術などのより専門的な治療が必要な場合は、治療可能な病院へ紹介させていただきます。
動脈瘤について
動脈瘤は基本的に無症状ですが、大きくなりすぎると破裂の可能性があり、腹部大動脈瘤や、胸部大動脈瘤などの大動脈が破裂した際は救命不可能です。
破裂前に見つかれば、破裂予防の手術が必要です。
動脈瘤が発見されれば、治療可能な病院と連携を取り、紹介させていただきます。
その他、血管のことでお悩みであれば、気軽にご相談ください。
対応可能な症状・病気
- 下肢のむくみ
- 下肢静脈瘤
- 閉塞性動脈硬化
- 動脈瘤