CT検査
CT検査とは
CTは、ComputedTomography(コンピューター断層撮影)の略でX線を360度回転させながら照射し、人体を透過したX線の強弱をデータ化し、体の輪切りの画像を構成していきます。
一般のレントゲンでは得ることの出来ない詳細な体内の情報を得ることができます。
CT検査には、単純撮影と造影剤を使用した検査があります。
検査時間は10~20分程度です。
注意事項
次の方々はご受診頂けない場合がございますので、事前にお知らせください。
- 心臓ペースメーカー・埋め込み型除細動器(ICD)などを身につけている方
- 妊娠されているもしくは、妊娠されている可能性のある方
- CT検査前の2週間以内にバリウム検査を受けられた方
(バリウムが腸内に残存していた場合、検査を中止することがあります)
飲食について
造影検査や腹部検査の場合、検査4時間前からの食事は避けてください。
ただし、水分(水やお茶)の摂取は可能です。脱水状態にならないようにご注意ください。- 水分制限を指示されている方は、事前に主治医にご相談ください。
内服について
絶食がない場合は普段通りお薬を服用なさって結構です。
造影検査を受けられる方で糖尿病のお薬を飲んでいる方は、投薬の調整が必要な場合がありますので、事前に主治医にご相談ください。
着替えについて
金属のついた服や下着、貴金属などは検査のさまたげになる場合がありますので、検査部位に応じて外していただくことがあります。
検査中のご案内
- 検査中は体を動かさないでください。
- 検査によっては体を固定することがあります。
- 呼吸で動く部位(胸部や腹部)の検査では、息を止めて検査を行います。
10~20秒前後の息止めを数回行いますので、息止めの合図に合わせて、しっかりと止めてください。 - マイクを通してスタッフと会話ができますのでご安心ください。
- 気分不快などの異常を感じた場合はそのまま動かずにお申し出ください。
造影剤の使用について
服用されているお薬についての注意
服用されているお薬がありましたら、事前にお知らせください。
目的の部位をよりわかりやすくするためや、異常部位の性状の判定のために造影剤を使用することがあります。
造影CT検査を予定されている方で下記に該当する方はお申し出ください。
- 喘息(小児喘息、気管支喘息、咳喘息、含む)の既往歴がある方
- アレルギ-(気管支喘息、花粉症、食物・薬などによる蕁麻疹、アトピ-体質)の方
- 腎臓のご病気や腎臓障害をお持ちの方
- 心臓病、肝臓病、腎臓病、糖尿病、甲状腺などの病気がある方
- 過去に造影検査で副作用を起こした事がある方
副作用の頻度は少ないですがゼロではありません。 造影剤投与後、吐き気や発疹、気分が悪くなった場合はすぐに検査担当者にお知らせください。 造影剤は24時間以内にほぼ全量が尿中に排泄されます。早く排泄させるために、検査後は水分を積極的にお摂りください。なお、水分制限をされている方は事前にお知らせください。
- まれに数時間から数日後に、頭痛・吐き気・かゆみ・蕁麻疹などの症状があらわれることがあります。
何か症状がありましたら当院(0952-24-5251)にご連絡ください。