MRI検査
MRI検査とは
MRIはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略であり、強い磁石と電磁波を用いて撮像する検査です。
放射線を使わないため、被ばくの心配はありません。
いろいろな角度から体の断面を画像化することができ、脳や脊髄、内臓、筋肉、関節、血管などの詳細な情報が得られます。
MR検査には、単純撮影と造影剤を使用した検査があります。
検査時間は15~30分程度(検査内容により異なります)です。
注意事項
MRIは磁気を利用するため、次の方々はご受診頂けない場合がございますので、事前にお知らせください。
検査を受けることができない方
- 心臓ペースメーカーを使用している方
- 人工内耳、人工中耳の方
- 脳深部刺激装置を使用している方
- 入れ墨やアートメイクをされている方
- 閉所恐怖症の方
場合によっては検査を受けることができない方
- 脳動脈瘤の手術(クリッピング)をしている方
- ステント挿入手術を8週間以内に受けられた方
- 可変圧式バルブシャント(脳室、V-Pシャント)を挿入している方
- 血管などの塞栓用コイルを入れている方
- 骨折などにより体内に金属の入っている方
- 下大静脈(IVC)フィルタを入れている方
- 古い人工心臓弁の手術を受けられた方
- お仕事で、金属片が飛び散る可能性のある作業をされている方
- 妊娠中、またはその可能性のある方
飲食について
造影検査や腹部検査の場合、検査4時間前からの食事は避けてください。
ただし、水分(水やお茶)の摂取は可能です。脱水状態にならないようにご注意ください。- 水分制限を指示されている方は、事前に主治医にご相談ください。
内服について
絶食がない場合は普段通りお薬を服用なさって結構です。
造影検査などで絶食が必要な場合は、担当の先生にご相談ください。特に糖尿病の方は、低血糖・高血糖症状にご注意ください。
着替えについて
検査の前に検査着に着替えていただきます。脱ぎ着しやすい服装でお越しください。
検査の部位に関わらず全身すべての金属を外していただきます。
以下のものはお着替えの際に外してください。
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腕時計
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入れ歯
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補聴器
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金属のついた下着
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発熱保温機能のある肌着
*ヒートテックなど -
メガネ
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使い捨て
カイロ -
張り薬
湿布 -
アクセサリー類
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化粧
ネイル -
カラー
コンタクト -
その他
検査中のご案内
- 動きに弱い検査ですので、撮影中は体を動かさないでください。
- 呼び出し用のブザーをお持ちいただいて検査を行いますのでご安心ください。
- 映像と音楽を楽しみながらリラックスした環境で検査を受けることができます。
造影剤の使用について
目的の部位をよりわかりやすくするためや、異常部位の性状の判定のために造影剤を使用することがあります。
下記に該当する方は事前にお知らせください。
- 喘息(小児喘息、気管支喘息、咳喘息、含む)の既往歴がある方
- アレルギ-(気管支喘息、花粉症、食物・薬などによる蕁麻疹、アトピ-体質)の方
- 腎臓のご病気や腎臓障害をお持ちの方
- 心臓病、肝臓病、腎臓病、糖尿病、甲状腺などの病気がある方
- 過去に造影検査で副作用を起こした事がある方
副作用の頻度は少ないですがゼロではありません。
造影剤投与後、吐き気や発疹、気分が悪くなった場合はすぐに検査担当者にお知らせください。
造影剤は24時間以内にほぼ全量が尿中に排泄されます。早く排泄させるために、検査後は水分を積極的にお摂りください。なお、水分制限をされている方は事前にお知らせください。
- まれに数時間から数日後に、頭痛・吐き気・かゆみ・蕁麻疹などの症状があらわれることがあります。
何か症状がありましたら当院(0952-24-5251)にご連絡ください。